日本コダーイ協会主催オンライン講座

日本コダーイ協会主催事業 オンライン講座

音楽に必要な「よい」耳とは何か
──「絶対音感神話」社会の克服のために求められる、コダーイの音楽教育の役割

【日時】2025年10月18日(土曜日)19:00〜20:30(最大20:45まで)

【会場】Zoomオンライン、事後配信付き
*当日参加できない方も、申込みをされれば事後配信で視聴できます。

【講師】
講師 宮崎謙一
1950 年、新潟県生まれ。東北大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士前期課程修了、同後期課程単位修得。
山形女子短期大学講師、新潟大学教養部助教授、同人文学部教授。2016年退職。新潟大学名誉教授。知覚・聴覚心理学や認知心理学の研究・教育に従事。
主な研究テーマは、聴覚世界と音楽の認知、特に絶対音感と相対音感の研究を一貫して続けてきた。
主要著書:「絶対音感神話」(化学同人、2014)、「絶対音感を科学する」(共著。全音楽譜出版、2021)。
Bachとオペラとワインと旅をこよなく愛する。

【内容】
今回のテーマは絶対音感と相対音感。
日本では絶対音感がもてはやされる風潮がありますが、音楽において単音の音高を特定することは本来二の次であるはずです。こうした「絶対音感信奉」的な考え方により、音楽学習者たちが実際に受ける教育も影響を被っています。コダーイ・アプローチのように相対音感の価値を理解し、合理的な方法論に基づいて相対音感を育てる教育には、今こそ大きな社会的役割が期待されていると言えるでしょう。絶対音感の認知心理学的研究の第一人者である宮崎謙一氏をお迎えし、
・音楽を聴く人間の視点(認知心理学の視点)から絶対音感と相対音感(音楽の認知)を考える。
・音楽は相対音高からできている。したがって相対音感は音楽において、なくてはならない能力である。
・絶対音感は音楽とは関係がない。
・日本では絶対音感を持つ音楽学生の割合が諸外国に比べて際立って高い。
・日本では絶対音感を価値あるものとする見方が広まっていて,それが音楽教育を歪めている。
などのトピックについてご講演いただきます。イメージで語られがちな事柄について、科学的視点に基づいて共に考え、音楽指導者に必要なことを共有していきましょう。

【受講料】
一般:2,000円
日本コダーイ協会会員:1,500円
学生:1,000

【申込み】
①チラシに掲載のQRコードを読み取ってグーグルフォームを開き、必要事項を記入して送信してください。
*グーグルフォームURL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5zU1moeuCAoQvAnt9YaRJ-p3dfHZXYKUngYBQr_JVGSx4cw/viewform

②自動返信メールが届きますので、受講料を下記口座に振り込んでください。
楽天銀行 ポップ支店(243)
普通口座3909219 稲木真司
*振込者名は申込フォームと同じ名前にしてください。
*お申し込み後、1週間以内にご入金ください。

③入金確認後、受付完了メールが届きます。

*メールアドレス yoimimi.kodaly@gmail.comへのお申込みも可能です。

【申込締切】2025年10月15日(水)

【主催】日本コダーイ協会

【問い合わせ先】yoimimi.kodaly☆gmail.com(鈴木太一) ※送信時☆→@に変更

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