3月20日(火)、東京藝術大学において「コダーイ・セミナー ~コダーイ没後50年 教育者・作曲家として~」Lecture&Concert が開催されました。〈主催〉東京藝術大学音楽学部・〈協賛〉駐日ハンガリー大使館
会の前半では、「コダーイ・システムの理念及び実践について」と言うタイトルで、日本コダーイ協会の稲木真司副会長が講演いたしました。
コダーイの生涯の紹介、そして「コダーイ・コンセプト」による音楽教育の3つの理念、
●音楽はすべての人のもの
●音楽の真髄に近づく最も良い手段は、誰もが持っている楽器、喉を使うこと
●音楽的母語であるわらべうたや民謡から音楽教育をはじめなければならない
について述べ、より具体的な実践例も交えながらコダーイ・アプローチの紹介があり、後半には、Violin 大森潤子氏、Cello 伊石昴平氏による、コダーイ: 「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」 二短調 作品7 、Cello 門脇大樹氏による、コダーイ: 「無伴奏チェロ・ソナタ」ロ短調 作品8 の熱演が披露されました。
会全体がとても充実した内容で、講演は分かりやすくまとめられ、また、日本コダーイ協会の紹介もして頂き、これからの会の活動により大きな影響力を与える催しとなりました。
最後になりましたが、コダーイ・イヤーの締め括りにこのような会を企画開催され、日本コダーイ協会へ講演依頼を頂きました東京藝大・渡辺健二教授、並びに、ハンガリー大使館、他スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
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