19世紀にイギリスで考案されたトニック・ソルファ(階名唱法)の文字記譜法。

各階名音(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、ティ)を表す綴りの頭文字を使って、

d、r、m、f、s、l、t と記す。

  • コダーイ・メソッドでの階名唱の例

d (ド)、r (レ)、m (ミ)、f (ファ)、s (ソ)、l (ラ)、t (ティ)

♯が付くと d→di (ディ)、r→ri (リ)、f→fi (フィ)、s→si (スィ)

♭が付くと m→ma (マ)、l→la (ロ*)、t→ta (タ)

*ハンガリー語では“a”は「ア」よりも「オ」に近く発音されことから、日本では「ロ」とする。