わらべうた

子ども達が遊びながら歌い継いできた歌。わらべ歌(唄)、童歌(唄)などとも表記され、民俗音楽に含まれる。大人が作った子どものための歌を童謡(どうよう)と呼び、わらべうたとは区別される。

  • 日本の伝承の歌には、わらべうたの他に大人が歌い継いできた「民謡」、大人や年嵩の子どもが歌い聞かせる「こもりうた」、「遊ばせうた」などがある。
  • コダーイはハンガリー科学アカデミー「ハンガリー民謡大観」(1953年発行)第1巻「遊戯うた編」の巻頭でわらべうたの重要性を論じている。

うたうことは子どもの本能的な言語であり、小さければ小さいほど、うたと一緒に動くことを要求する。
音程と肉体運動との有機的関連は、わらべうたによく表れている。特に野外では、このことは大昔から、子ども時代の基本的な喜びの1つであった。

(1937年「わらべうた」)