東京藝術大学で3月20日(火)に行われる、「コダーイ・セミナー ~コダーイ没後50年 教育者・作曲家として~」より依頼があり「コダーイ・システムの理念及び実践について」と言うタイトルで、日本コダーイ協会副会長の稲木真司が講演致します。
詳細は下記のチラシをご参照ください。
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ハンガリーを代表する作曲家として、バルトーク BARTÓK Béla(1881~1945)とコダーイ KODÁLY Zoltán(1882~1967)の名前は書かせません。二人共、民族の心を継承する事を芸術創造の原点に置き、次世代を担う児童や青少年の音楽教育に心を砕きました。とはいえ、二人の歩んだ道は必ずしも同じではありません。バルトークが、より芸術性を求めて創造活動に力を注いだのに対し、コダーイは、より普遍的な、音楽による全人教育の道を開拓しました。彼の残した「音楽は全ての人のもの」という言葉はそれを象徴しています。作曲家としてのコダーイが合唱曲や歌曲に最も力を入れたのも、その現れと言えましょう。今回は、オルガニスト・作曲家でもある日本コダーイ協会副会長の稲木真司先生をお迎えし、コダーイが求めたものとその実践についてご講演頂きます。講演後には質疑応答の時間も設けましたので、知見を深めて頂ければと思います。又、不屈の名作《無伴奏チェロ・ソナタ》と隠れた名曲《ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲》を揃えてお聴き頂きます。母国ハンガリーではバルトーク以上に人気があり、音楽を通してハンガリーの人間形成に大きな役割を果たしたコダーイに触れる格好の機会です。皆様のご来聴を心よりお待ち申し上げております。
渡邊 健二(東京藝術大学音楽学部教授 1978~83年リスト音楽院留学)
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【日程】
2018年3月20日(火)19時開演(18時30分開場)
【場所】
東京藝術大学音楽学部 第1ホール (地図)
【入場料】
入場無料
【主催】
東京藝術大学音楽学部
【協賛】
駐日ハンガリー大使館
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