国際会員の皆様へ

拝啓

4月10日前後に、IKSから2019年度理事選挙の案内が皆さんのお手元に届いたことと思います。

じつは昨年のIKS総会で、2019年度の国際理事選挙からメールでの投票が検討されました。それを受けて各国に「(従来どおり)紙媒体で行う」か、「(新たに)メールに移行するか」について問い合わせがありました。三役で検討した結果、現況を鑑みて「今回は従来どおり紙媒体で行い、次回以降については改めて検討する」としました。その結果IKS事務局から皆さんのお手元に郵便で用紙が届いた次第です。

英文の解読に困難を感じる方もいらっしゃると思い、翻訳したものをお知らせします。投票の一助としてご活用ください。

敬具


会長・理事および監査 略歴一覧

Jerry L. Jaccard ジェリー・ジャカード 名誉教授(男):
現IKS機関誌Bulletin編集委員長。IKS副会長(2003~2011年)、アメリカ・コダーイ教育者協会(OAKE)理事、アメリカのいくつかの州におけるOAKEの州支部の創設役員を歴任。音楽教師として若いころからコダーイ・コンセプトをもとに数十年の間小学校や中学校で教えてきた。ハートフォード大学のコダーイ訓練プログラムを統括し、ブリガム・ヤング大学における音楽教員を対象としたコダーイ音楽教育サマープログラムを組織した。また、コダーイ・コンセプトに関する多くの論文や著書があり、2014年に出版されたセーニ・エルジェーベトの伝記はハンガリー語に翻訳されている。

Georgia A. Newlin ジョージア・A・ニューリン 音楽博士(女):
元OAKE(アメリカ・コダーイ教育者協会)会長。コダーイ・アプローチの専攻でホーリーネームズ大学から修士号を受け、現在はインディアナ大学、ハワイ大学およびジェームズ・マディソン大学でコダーイ・プログラムを教えている。Colla Voceから「ルース・ドワイヤー合唱曲シリーズ」(Ruth Dwyer Choral Series)を出版している。Music Is Elementaryからは「One Accord: Developing Part-Singing Skills in School-Age Musicians」およびミュージック・リテラシーを教えるためのレッスンプランを記した「The Crooked River Choral Project」が出版されている。

Matthias Funkhauser マティアス・フンクハウザー(男):
ミュンヘンの音楽教師であり、ドイツコダーイ協会の会長、IKS理事を務めている。音楽教育、音楽学、指揮法をミュンヘン、ドレスデン、ザルツブルクで学び、コダーイ・コンセプトが世界中でどのように受け入れられているかについて述べた論文で博士号を受けている。

Susanna Saw スザンナ・ソー(女):
マレーシアにおいて音楽と合唱教育を積極的に啓蒙している音楽教師。国際合唱コンクールにおいて審査員を務めた。アジア・太平洋地域の合唱連盟の作業部会の一員である。またマレーシアのクチンで行われる2019年国際コダーイ協会の国際シンポジウム実行委員長を務めている。

Paul Baumann ポール・バウマン(男):
アメリカ・コダーイ教育者協会の元会長。学位をキャピタル大学(音楽教育学士:ハンガリー、ケチケメート・コダーイ研究所)、アメリカ大学(教育リーダーシップ修士)、メリーランド大学 – カレッジパーク校(教育政策研究博士)で取得。これまでに高校の合唱教育者および米国教育委員会の教育政策センターのディレクター職に従事。現在は2人の子どもをもつ専業主夫であり、また教育政策問題についての定期的なコンサルタント役も務めている。

Jonathan Burgess ジョナサン・バージェス(男):
メルボルンで聖歌隊の指揮をしていたことからコダーイの理念に基づく音楽力の習得を目指した。その後イギリスでセシリア・ヴァイダのもとでコダーイの手法を修め、セーニ教授も認定に関わるディプロマを取得していた。また長年にわたって児童合唱団とオーケストラの指揮に携わり、ヴェニスの聖マルコ大聖堂、ブダペストの聖ステファン大聖堂、ケチケメート、ロンドンでも演奏してきた。2006年にはクラシックFMの年間最優秀音楽教師に選ばれている。過去10年間、ロンドンのケンジントン・プレップスクールでコダーイの理念に基づく音楽教育を全課程に開設した。

Dr. Habil. Anikó Fehér Dr. アニコー=フェヘール・ハビル(女):
ブダペストのリスト音楽大学の合唱指揮コースを卒業。学芸博士(同時にサピエンツィア神学校も修了)。これまでにハンガリー放送局、コダーイ研究所、ペーチ科学大学、リスト音楽アカデミー(民俗音楽教師)に勤務。現在、ハンガリー芸術アカデミー芸術理論・方法論研究所(上級研究員)、カーロリ・ガスパール改革派教会教員。講演:ハンガリー、アメリカ、フィリピン、中国のコダーイ・メソッドコースにて。

János K Horváth ヤーノシュ・ホルヴァート(男):
リスト音楽大学、ボストン大学卒業、モントゥー指揮学校(メイン州ハンコック)修了。現在、ホーリーネームズ大学コダーイ・センター(オークランド)客員教授、カルガリー大学名誉教授。実践家として国際的に知られ、定期的にサンフランシスコ・ベイエリアで指揮者兼チェロ奏者として活動。これまでハート音楽学校教授、ウェストハートフォードのコダーイ音楽訓練協会ディレクター、コネチカット、カナダ・カルガリー大学教授、コダーイ認定講座ディレクターを歴任。またカルガリー大学室内合唱団と各地で20年以上に渡って演奏している。

Dr Róisín Blunnie Dr. ロワサン・ブラニー(女):
ダブリン(アイルランド)に拠点を置く合唱指揮者兼大学講師。ケチケメート・コダーイ研究所で3年間勉強し、帰国してから5年間アイルランド・コダーイ協会の秘書を務める。現在、ダブリン市立大学準教授で、音楽全般を教え、学生合唱団を指揮し、同時に合唱研究における同大学の新しい修士課程のプログラム責任者。同時にアイルランドを代表する室内合唱団の一つ、ラエターレ声楽アンサンブル指揮者。

Cristina Brito da Crux クリスティーナ・ブリト・ダ・クルックス(女):
ポルトガル・コダーイ・センター所長、ポルトガル・ユーディ・メニューイン協会理事、ムージカ・デ・リスボン高等学校の合唱指揮および音楽教育コーディネーター。音楽教育および民族音楽学に関する研究を発行。ポルトガル、カーボベルデおよび他の国々で音楽教師の訓練に携わる。

Dr Miriam B. Factora Dr. ミリアム・B. ファクトーラ(女):
30年来、様々なレベルの音楽教育に携わり、これまでフィリピン、アメリカ、日本、香港、オーストラリア、メキシコ、イギリス、スコットランドで講義、基調講演、実習生や教師の指導にあたってきた。オハイオ州コロンバス(2007年)とスコットランド(エジンバラ)(2015年)で開催された国際コダーイ・シンポジウムには基調講演者として招待される。研究者としては、母国フィリピンでの音楽教育プログラムの適用と地域化に向けて革命的な運動を展開。このことはフィリピンに、歌の素材を活用した持続的な音楽教育のモデルをもたらすこととなった。

Shinji Inagi 稲木真司(男):
名古屋女子大学準教授。音楽教育を担当。ブリガム・ヤング大学で物理学と音楽を専攻し、学士号および修士号を取得。同講座を終了後、さらに研究を積むべくアリゾナ大学の博士課程に入学。 コダーイの教育者であるだけでなく、オルガニストおよび作曲家でもある。現在、日本コダーイ協会副会長。

Josephine Ang ジョセフィン・アン(女):
UCSI大学クアラルンプール講師。主に聴取コースの指導を担当。大学での指導以外では、特に音楽の力育成の分野で、教師のトレーニングのためのワークショップ発表者として定期的に招待されている。

Giusi Barbieri ジュスィ・バルビエリ(女):
1979年にミラノのヴェルディ音楽院でピアノ修士号を取得し、その後、ピエラ・カニョーニと数年間ピアノ・デュオで演奏活動を行う。1980年に中学校で音楽教育を始め、現在はユディット・フェルデシュが設立したオーケストラ教育プロジェクトの一員として、音楽能力育成コースの指導員とヴィオラ奏者の任にある。2007年からAIKEM(イタリア・コダーイ音楽教育協会)理事であり、合わせてFKI(イタリア・コダーイ・トレーニング)コースの指導にあたっている。

Dominika Lenska ドミニカ・レンスカ(女):
カロルシマノフスキー音楽アカデミー準教授(ポーランド、カトヴィツェ市)。小学校の音楽マスター教員。元IKS奨学金受給者。2009年にカトヴィツェで開催された第19回国際コダーイ・シンポジウムの運営に参画。ほかにもいくつかのポーランド – ハンガリーセミナーの共催者。

Paula Somorjaiパウラ・ショモリャイ(女):
リスト音楽院(ブダペスト)で音楽教員と合唱指揮のディプロマを取得。その後ベルリンで声楽を学び、次いでリスト音楽院からコンサート歌手と発声指導教師として第二のディプロマを受ける。その後20年以上にわたってコダーイ研究所(ケチケメート)に准教授として勤務。また、ハンガリー、イギリス、オーストリアで講座を指導し、コンサート歌手として活動している(歌のリサイタル、オラトリオ)。ハンガリー・コダーイ協会役員。


国際コダーイ協会
会長・理事および監査選出の選挙について
2019年 投票用紙

国際コダーイ協会会員 各位

前略

選びたい方の名前欄に、「×」印を付けてください。人数は、役職ごとに1名のみです。印を付けた投票用紙(無記名)を小さな封筒に入れて封をし、その封筒を、記名した大きめの封筒に入れて、国際コダーイ協会(P.O. Box 67, H-1364 Budapest)選挙管理委員長(Judit Hartyányi, Chairperson of the Election Committee)宛てにお送りください。
有効となるのは、2019年5月15日(消印有効)まで、規定の用紙によるもののみです。
選挙への皆様の積極的な参加を期待しています。

早々
ユディット・ハルチャーニ Judit Hartyányi
選挙管理委員長 Chairperson of the Election Committee

これは翻訳文です。実際の投票には使えません。

会 長 □ ジェリー・L・ジャカード(米国)
□ ジョージア・A・ニューリン(米国)
副会長 □ マティアス・フンクハウザー(ドイツ)
□ スザンナ・ソー(マレーシア)
理 事 □ ポール・バウマン(米国)
□ ジョナサン・バージェス(英国)
□ アニコー・フェヘール(ハンガリー)
□ ヤーノシュ・K・ホルヴァート(米国)
理 事 □ ロワサン・ブラニー(アイルランド)
□ クリスティーナ・ブリト・ダ・クルックス(ポルトガル)
□ ミリアム・ファクトーラ(フィリピン)
□ 稲木 真司(日本)
監 査 □ ジョセフィン・アン(マレーシア)
□ ジュスィ・バルビエリ(イタリア)
監査補佐 □ ドミニカ・レンスカ(ポーランド)
□ パウラ・ショモリャイ(ハンガリー)

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